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らんまん【第25週】ネタバレあらすじと感想|「ムラサキカタバミ」

NHK連続テレビ小説・朝ドラ「らんまん」
【第25週】ネタバレあらすじと感想
「らんまん」第25週のテーマ「ムラサキカタバミ」
2023年9月18日(月)~2023年9月22日(金)放送

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目次

「らんまん」ネタバレあらすじ・感想【第25週121話】

ネタバレあらすじ「しっかりした子供たち」

神社の森の植物を守るため、 国が推し進める神社合祀令を どうにか食い止めたいと考えた万太郎 (神木隆之介)は、 大学を辞め一植物学者として生きることを決意します。その決意を家族みんなに話し、万太郎は大学の職員の前に植物学者である。

人間の欲が植物を絶やそうとしているということを世の中の人達に伝えたい。そう話すと子供たちは大きなため息をつきます。そして、国が馬鹿げてると言い始めます。国への愛は身近なふるさとへの愛着から生まれるのではないか。

だから、大学はやめていいと言ってくれます。寿恵子(浜辺美波)、千歳 (遠藤さくら)、 百喜 (松岡広大) ら家族は万太郎のその決意に応援すると言ってくれます。

ある日、りん (安藤玉恵)は千歳に十徳長屋を継いで欲しいとお願いをします。

感想

万太郎が寿恵子に大学を辞めたいと告げた時、女の子たちは、え?みたいな顔をしていたので、反対なのかなと思っていたのですが、さすが万太郎と寿恵子の子供たち。国を愛する森を愛する心がとても素晴らしいなと思いました。

万太郎が植物の説明をした時に植物の話はいいからといった時は、あ〜万太郎は子供たちにわかってもらえてないのかな?と思いましたが、急に万太郎の味方になり、自分たちが家を支えるとまで言ってきました。しかも、万太郎の仕事が安定しないだろうと察していた長男が、そのために役所の仕事をしていると聞いた時は、流石だなと思いました。

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「らんまん」ネタバレあらすじ・感想【第25週122話】

ネタバレあらすじ「目指す道は同じ」

万太郎 (神木隆之介) は徳永 (田中哲司) に森を守るために、神社を合併すれば森がなくなるということを訴えた記事を書き、それを明日から全国各所に送ると宣言します。徳永が辞めてくれと言う前に、万太郎は自分から辞表を提出しました。

植物学教室を去る日、万太郎は東京帝国大学で過ごした日々のことを一つ一つ思い出します。そして、深々とお辞儀をしました。その時、万太郎にお客さんだと言われて、案内されたのが、佑一郎 (中村蒼) でした。佑一郎は翌年度から教授となるために挨拶にきたのだと話します。

万太郎と佑一郎はお互い同じところで一緒になることはなく、それぞれ別の道を行きますが、 目指す場所は同じなのだと確認しあいます。仁淀川から一緒に走り続けていると佑一郎は言ってくれます。

そして時代が明治から大正へと変わる頃、千歳 (遠藤さくら)と虎鉄 (濱田龍臣) が結婚の儀を迎えました。 万太郎、 寿恵子(浜辺美波) は二人の幸せを心から祝福します。

感想

万太郎の一人の植物学者としてのプライドを持って動く。佑一郎もエンジニアとして自分の意志を貫き通す。子供の頃数日間しか仲良くならなかった2人が大人になってもまだ繋がりを持っていて、しかも、考え方も同じという奇跡。それは、小学校のときに教えをもらった先生にあるなと改めて思いました。

もちろん、家族や周りの環境もありますが、最初に教えてもらった基礎というのは、万太郎も佑一郎もあの数ヶ月の小学校で培ったものだと思えてなりません。どれだけ凄い才能を持ってしてもそれを活かすことができていなければ、何の意味もない。そう思ってしまいました。

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「らんまん」ネタバレあらすじ・感想【第25週123話】

ネタバレあらすじ「図鑑が完成する前の日」

大正12年9月1日。 万太郎 (神木隆之介) の図鑑はつい に完成し、明日には印刷所に持っていく手配済みになっていました。万太郎は、 永守がいる神戸に旅立つためのお土産の準備を、寿恵子 (浜辺美波) と千歳 (遠藤さくら) は、いつものように昼食の準備をしていました。

その時、 関東大震災が発生。 万太郎、寿恵子、千歳はそれぞれの場所にいて、なんとか助かります。二度目の地震が起きる前に、万太郎と寿恵子は家から出て、逃げようとしている時に、二度目の地震が発生。万太郎と寿恵子は庭の真ん中の井戸まで辿り着き、難を逃れます。

しかし、古びた長屋は潰れてしまいます。呆然と立ち尽くす万太郎と寿恵子と千歳。そこに千鶴(本田望結)も仕事から駆けつけ、家族の安否を確認します。遠くでは火災も起き、 各地で甚大な被害が出ます。

大畑印刷所で働いている虎鉄 (濱田龍臣) は、 大畑 (奥田瑛二 ) と共に消火活動に。 万太郎、千鶴たちは持てるだけの標本をもって渋谷へと避難します。

感想

長屋があんなに簡単に潰れてしまって今までの思い出が一気に崩れ落ちた気持ちになってしまいました。しかし、万太郎と寿恵子は大事なものだけでもその潰れた家から持ち出し、火事が迫る中逃げ回ります。その場面は戦争でもないのに戦争を思い出させる場面でした。

万太郎が命と同じくらい大事な標本。そして、図鑑と図鑑の原稿。寿恵子も千歳も初めは命のほうが大事と万太郎を止めますが、万太郎にとっては本当に命をかけてきたもの置いていくことはできなかったのでしょうね。万太郎たちは渋谷に逃げるようですが、どうなってしまうのでしょうか。

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「らんまん」ネタバレあらすじ・感想【第25週124話】

ネタバレあらすじ「焼けてしまった標本たち」

万太郎(神木隆之介)、 寿恵子 (浜辺美波)、 千歳(遠藤さ くら)、千鶴 (本田望結) は、 ようやく渋谷までたどり着きました。渋谷につくと隣のおじさんがおにぎりを作って食べさせてくれました。みんなお腹が空いていたのを思い出したかのように黙々と食べます。

渋谷一帯は被害が少なく、 火事もおきませんでした。寿恵子の店も無事でした。みんなで少し崩れかけている寿恵子のお店に入ると、みんな疲れ切った顔をしました。万太郎はすぐに家に戻るといいますが、おじさんに止められます。

万太郎は地震から数日後、百喜 (松岡広大)、 大喜 (木村風太)が渋谷までやってきました。2人から自宅近くの状況を聞きますが、万太郎は自宅に向かうと言って、やっと自宅に向かうことが出来ました。万太郎が自宅の焼け跡を呆然と見ていると、虎鉄 (濱田龍臣)が万太郎の元にやってきました。

万太郎は、家族みんなの無事が確認でき安堵しますが、長屋は、40年かけて集めてきた標本や原稿が無残な姿となっていました。 肩を落とす万太郎がふと地面に目をやる とムラサキカタバミが咲いていて、生きていればやり直せると、花から勇気をもらいます。

感想

標本をおいていた建物だけが燃えていて、他の家屋は燃えていませんでした。標本は跡形もなく燃えていましたが、亡くなった園子が描いた絵は残っていました。万太郎は焼け残ったものを虎鉄と一緒にかき集めますが、今まで長年かけて集めてきたものが一瞬でなくなってしまう脱力感は想像もできません。

今でも大きな災害が起きると、このように何十年も積み重ねてきたものでも、一瞬にしてなくなってしまうのだなと悲しくなってしまいました。でも、流石万太郎。花から勇気をもらい、また、立ち上がろうとしています。ここから万太郎はどのように立ち上がるのでしょうか。

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「らんまん」ネタバレあらすじ・感想【第25週125話】

ネタバレあらすじ「新しい土地へ」

震災からおよそ1か月が経ちました。 万太郎 (神木隆之介) は、ムラサ キカタバミの植物画を描いていました。寿恵子は万太郎になんでこんなときでも植物画が描けるのか?と尋ねます。しかし、万太郎は、こんな時だからこそ、 たくましく咲いている植物を見て嬉しかった。 その気持ちを誰かに渡したいのだと、 寿恵子 (浜辺美波) に話します。

その言葉を聞いて、寿恵子は改めて万太郎か好きなんだと実感し、万太郎も寿恵子がいたからこそここまでやってこられたと話します。寿恵子はまた同じような地震が起きたら、標本も原稿も守ることができない。そう思い、百喜 (松岡広大)と大喜(木村風太)に広い土地を探してほしいとお願いします。

しかし、資金はどうするのか?という問いに、寿恵子は山桃を開けることにします。そして、 相島 (森岡 龍)夫婦を招待して、山桃を買い取って欲しいといいます。買い取ってもらったお金で寿恵子は練馬に広い土地を購入して、その場所を万太郎に見せます。

感想

子供たちも大きくなり、孫もできているのに、お互いに好きだと言える関係性は素敵だなと思いました。お互いに支え合い、苦しみをともにしてきたからこそなのかなと思います。寿恵子は万太郎の標本と原稿を守るために資金を調達するのですが、そのやり方が大胆過ぎてびっくりしました。

相島には家を用意してやると言ってもらえたのに、山桃を買い取ってもらう方向性にしたのは、まだ夢の途中だから、自分の手で新しい土地を購入したいと言っていましたが、結局は相島のお金なんだけどなと思ってしまいました。

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