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2023年の春のある朝、表参道にある美容室で働くカリスマ美容師の萱島直哉（山田裕貴）は、ある人に会うかどうか悩みながら、電車に乗ろうとしていた。同じ時期に、高校で体育教師を務める畑野紗枝（上白石萌歌）は、通勤途中の駅ホームに立っていた。紗枝は、密かに思いを寄せる消防士の白浜優斗（赤楚衛二）の姿を見つめていた。優斗自身も、複雑な思いを抱えながら、電車を待っていた。乗車した車両には、有名大学の農学部院生・加藤祥大(井之脇海)、ネイリストの渡部玲奈(古川琴音)、ポップカルチャー専門学校生の米澤大地(藤原丈一郎)、警備会社のサラリーマン・田中弥一(杉本哲太)、人材紹介会社のキャリアウーマン・寺崎佳代子(松雪泰子)などが乗り込んでいた。見知らぬ人同士が、それぞれの目的地へと向かう列車の中で、心の奥底で繰り広げられる思いや想いがある。朝の光景がふと変わった瞬間だった。唐突な閃光が一瞬目に飛び込んでくる。すると、加速し始め、トンネルの中へと向かって突き進む列車。衝撃的な音とともに、乗客たちは揺さぶられる。その状況に気付いた直哉たちの前に、想像を絶する光景が広がっていた。8時23分、秋葉原行きの電車に乗り合わせた68人の乗客と乗員たちは、予期せぬ出来事に巻き込まれることになる。それぞれに異なる運命が交錯する瞬間が訪れたのである。

直哉（山田裕貴）たちは、30年後の未来に飛ばされたことを知り、皆で極限状態を乗り切るために協力することになった。紗枝（上白石萌歌）はアイデアを出し、持ち物を出し合い、平等に再分配することを提案した。優斗（赤楚衛二）が食料や水を集めていたところ、誰かがカートに大量の飲み物を入れて持ち去った跡が発見された。佳代子（松雪泰子）は犯人が誰かを疑い、玲奈（古川琴音）と米澤（藤原丈一郎）はモバイルバッテリーの電池を奪い合って争い、直哉と優斗は樹海の中を探索して水源を見つけようとし、加藤（井之脇海）は植物を利用して水を作ろうとする。皆が生き残るために必死に奮闘している中、思いもよらぬ人物が暴走を始める。

直哉（演：山田裕貴）たちが、水源を見つけて飲み水を手に入れることができたことで、乗客たちに少しの希望が見え始めたと思われたが、その時、直哉が大切にしてきた美容師道具のハサミが田中（演：杉本哲太）によって持ち去られるという予期せぬ事件が発生した。田中に問い詰められた際、彼は帽子をかぶった不審な人物を目撃し、自衛のためにハサミを持ち出したと主張した。直哉は、田中の言い分を信じられず、バッグがなくなったことに腹を立てた。優斗（演：赤楚衛二）たちは、食料を手に入れるために出かけるが、そこで紗枝（演：上白石萌歌）に異変が起こり、緊急事態に陥った。同時に、佳代子（演：松雪泰子）も、ここでの生存に向けた希望を失いかけている。乗客たちは、ますます厳しい試練に直面していた。

森林を探索中の加藤（井之脇海）が、何者かによって突然刃物で刺され、非常事態が発生する！疑わしい行動をとっていたキャップ帽をかぶった人物は、ただちにその場から逃げ出してしまう。直哉（山田裕貴）や紗枝（上白石萌歌）は、加藤の命を救うために乗客の荷物から傷の処置に役立ちそうなものを集める。一方、米澤（藤原丈一郎）たちは加藤が残したメモを頼りに森から薬草を入手してくる。和真（日向亘）という医師志望の乗客も参加し、乗客たちは団結して努力を重ね、緊急な処置を行っていた。しかしそんな状況下で、優斗（赤楚衛二）は突然、自身が火災現場で先輩隊員に怪我を負わせてしまった過去のつらい出来事を思い出してしまう…。

直哉（山田裕貴）、優斗（赤楚衛二）、紗枝（上白石萌歌）は自分たちの「5号車」と同時に未来に飛ばされた「6号車」の乗客たちと偶然出会う。山本（萩原聖人）はIT企業の社長であり、6号車のリーダー的存在であることが判明し、植村（ウエンツ瑛士）らが案内役となり、彼らの居住地を訪れると、驚くべき充実した生活環境が整備された調理場やトイレ、そして個室まで待っていた！直哉たちは、山本たちを疑っているため、元の世界に戻るために5号車の乗客たちと協力する提案には慎重な姿勢を示しています。しかしながら、山本が明かす口から、未来の世界がどのようにして現在の状況に至ったのか、そして元の世界に戻るための重要な手がかりとなる衝撃的な事実が次々と明らかにされるのです。その時、紗枝は優斗が特別な人に想いを寄せていることを知ってしまいます。この出来事により、直哉、優斗、紗枝の3人の関係も大きく変動し始めます。

紗枝（演：上白石萌歌）と玲奈（演：古川琴音）は樹海を散策中、埋葬されている遺体を発見してしまった。2人の前に、6号車の乗客である矢島（演：鈴之助）たちが現れ、2人を捕まえようとするが、紗枝だけが逃げ遅れてしまう状況になった。5号車の仲間たちは、玲奈から状況を聞いた後、米澤（演：藤原丈一郎）の案内で自己防衛用の武器を作ることを決めた。加藤（演：井之脇海）への攻撃や紗枝の危険な状況に関与している6号車の仲間たちに対し、5号車の一同は敵対心を抱き始めている。直哉（演：山田裕貴）と優斗（演：赤楚衛二）は、6号車に辿り着いて紗枝を捜している最中、車内で驚くべき光景を目撃し、山本（演：萩原聖人）に質問を投げかける。すると山本は、タイムワープが起きた日に発生した「出来事」について話し始めて…。

治安が悪くなった6号車から5号車への移住希望者が増える中、優斗（赤楚衛二）たちは、2026年に地球を襲った大災害の詳細が記された航海日誌と、佳代子（松雪泰子）たちが持ち帰った光り輝く不思議な石に目を通し、元の時代に戻る手掛かりがあるのではないかと考えていた。その時、玲奈（古川琴音）と明石（宮崎秋人）が偶然、温かい水が湧き出る川岸を発見する。しかし、その場所は6号車が支配権を主張する領域であり、5号車の仲間たちは立ち入ることが許されていなかった。この時、優斗と紗枝（上白石萌歌）が6号車に向かい交渉を試みようとするが、直哉（山田裕貴）が紗枝の優斗への感情を察知し、彼らを阻止して自らが交渉役として立ち上がる。その上、直哉は元の時代に戻ることを信じておらず、6号車への移住を提案し始めるのだった･･･。

第8話あらすじ(準備中)

第9話あらすじ(準備中)

第10話あらすじ(準備中)