愛子さまの特技はどこでも寝られることや趣味・性格や長所や短所などを紹介!!

2022年3月17日(木)敬宮愛子さまが、成年皇族として初めての単独会見に臨まれました。

この会見では、愛子さまご自身が、特技や趣味・性格や長所や短所、また、日常の様子やご両親との思い出エピソードなども披露されました。

今まで人前でほとんど話されたことがなかった愛子さまが、メモも何も読まずにしっかりとご自身の考えなどを話されて、あらためて、その優秀さや品格、放たれるオーラに驚かされた人も多いのではないでしょうか。

では、愛子さまが自らお話になった会見動画と一緒に、お話になられた全文を紹介します。

愛子さまが語った特技や趣味・性格や長所や短所

まず、記者がこのように述べました。

過ごされている中で、今日このような場を設けていただきまして、ありがとうございます。これから益々ご活動の場を広げていかれると思いますが、その辺りの抱負などについて、率直なお考えやご意見をお聞かせ頂ければと思っております。宜しくお願いいたします。

愛子さま

よろしくお願いいたします。記者たちにお辞儀をすると、椅子を静かに引き、着席された。

ご成年を迎えられたお気持ち

それでは、質問に入らせていただきます。ご成年を迎えられたお気持ちをお聞かせください。成年皇族として、公務や行事に取り組まれた感想と、今後の活動や豊富についてもお聞かせください。

(小さく)はい。まず、お答えに先立ちまして、昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして、心が痛んでおります。ご遺族の皆さまと被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。深くゆっくりと一礼される。

では、質問にお答えします。昨年12月1日に成年を迎えまして、まず20歳という節目を無事に迎えることができましたことを嬉しく思っております。

そして、今までのあっという間のようで長くも感じられる充実した月日を振り返りますと、これまでのあらゆる経験は、多くの方の支えやご協力があってこそ成し得たものであると身を持って感じております。

これまで、様々な形で支えていただき、成年を温かく祝福してくださったみなさまに心よりの感謝をお伝えしたいと思います。(深く一礼)

誕生日当日は、成年を迎えたという実感があまり湧いておりませんでしたが、12月5日の成年行事の折に天皇陛下より勲章を親授していただきまして、初めて身に付けた時に勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました。そして、新年には成年皇族として初めて新年祝賀の儀に出席いたしまして、また、年末から年始にかけては、いくつかの宮中祭祀にも参列いたしまして、初めてのことばかりで緊張もございましたし、これまで、両親から話を聞くだけであった行事に自分が参加しているということには、少し不思議な心持がいたしましたけれども、自分が成年皇族の一員であるという自覚が芽生え、個々の行事に責任感を持って臨まなければならないと感じた瞬間でございました。

今後につきましては、まだ大学生でございますので、当面は学業を優先させていただきながらにはなりますが、一つ一つのお勤めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り、精一杯務めさせていただきたいと考えております。(一礼して、記者の1人に目をやり、微笑んで質問を促されました)

性格や長所、短所をエピソードを交えて

ご自身の性格や、長所、短所について、具体的なエピソードを交えてご紹介ください。日々の生活で興味があることや趣味、国内外の出来事で関心のあることについて、お聞かせください。

(小さく)はい。え-私の性格は、友人や周りの方からは、穏やかであったり、無邪気と言われることが比較的多いような気がいたします。長所は自分では中々気づきにくいものでございますけれども、　12:13ぇぇ…事前にこのご質問をいただいたので、じっかりと考えてみまして、強いて申し上げるなら、どこでも寝られるところでしょうか。

以前、栃木県にある那須の御用邸に行き、その着いた晩に縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えたなんて事もございました。

短所といたしましては、今のエピソードからお分かりかもしれませんが、自由にのびのびと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております。また、小さい頃から人見知りなところが御座いますので、これから頑張って克服することができればと思います。

興味があることや趣味

普段は、飼っている生き物のお世話をしたり、時間がある時には音楽を聴いたり、運動したりして過ごしております。昔から体を動かすことが好きですので、父と一緒に敷地内をジョギングしたり、以前は、家族3人でテニスをしたり、現在は新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底しつつ、職員とマスクを着用したままバドミントンやバレーボールをしたりすることも
ございます。

日々の生活では、緑豊かなところに住んでおりますので、自然には興味がございます。移居のあと、敷地内を探索する時間がまだ十分には取れておりませんけれども、皇居にはどのような生き物が生息し、どのような生態系が広がっているのか、という事はとても気になります。

国内外の関心事

また、国内外の関心事に尽きましては、近年、自然災害が増え、またその規模も徐々に大きくなってきていることを心配しています。そのような中でボランティアとして、被災地で活躍されている方々の様子をテレビなどの報道で目にしまして、自分の住んでいる街であるとかないとかに関係なく、人の役に立とうと懸命に活動されている姿に非常に感銘を受けました。

また、私の親しい友人にも、東日本大震災で被災した福島県の復興支援にボランティアとして携わっている友人がおりまして、私自身、災害ボランティアにも関心を持っております。

そして、もう1つ、盲導犬や聴導犬といった働く動物たちにも、学校主催のイベントや動物についてのフォーラムの折などに触れる機会がございまして、動物好きの私といたしましては、心惹かれるものがございます。

ご両親について

愛子様にとって、天皇皇后両陛下は、どのようなご両親ですか？想い出や日々の会話についてご紹介ください。両陛下や上皇ご夫妻を始めとするみなさまから皇室の一員としての在り方をどのように学ばれていますか。

はい。両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は、自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような私がどのような状況にありましても、一番近くで寄り添ってくれるかけがえのないありがたい存在でございます。これまで、たくさんの愛情を注ぎ育ててくださった事に深く感謝しております。また、両親と話をしておりますと、豊富な知識や経験に驚かされる事が多々ございまして、また、両親の物事に対する考え方や人との接し方からは、学ぶことが多くございます。

両親との思い出と言いますと、やはり、私の学校の長期休みに出かけた旅行のことが真っ先に思い浮かびます。どの旅行も非常に思い出深いものでございますけれども、静岡県の下田市にある須崎の御用邸に行き、海で泳いでいる時に綺麗なお魚の群れを発見して皆で鑑賞しましたり、また、須崎の海はほとんど波のない穏やかな海でございますけれども、サーフボードを海に浮かべて、そこに3人で座る挑戦をして、見事全員で落下した想い出など、お話し始めると日が暮れてしまうかもしれません。

日ごろから家族では、その日にあった出来事など色々な話をいたします。最近では、北京オリンピックやパラリンピックを観戦して、その試合の様子について話したり、感動を共有したりいたしました。アスリートのみなさんのひた向きに競技に打ち込まれる姿や夢の舞台を最大限に楽しもうとされる姿には、たくさんの感動や希望、そして勇気をいただきました。

また、両親と一緒に飼っている犬や猫と触れ合う時間も私の心やすらぐ時間になっていると感じております。これからもペットを含め、家族で過ごす時間を大事にしてまいりたいと思っております。

皇室の一員としての在り方

続きまして、皇室の一員としての在り方をどのように学んでいるか、という事でございますけれども、私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下をはじめ、皇室の皆さまが国民に寄り添われる姿や、真摯にご公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、「皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽をともにしながら勤めを果たす」という事が基本であり、もっとも大切にすべき精神であると、私は認識しております。

国民と苦楽を共にするという事の1つには、皇室のみなさまのご活動を拝見しておりますと、被災地に心を寄せ続けるという事であるように思われます。先週で東日本大震災から11年の時が経過いたしました。街には徐々に活気が戻って来ているようにも伺われますけども、未だに2,500人以上の方々の行方がわかっておらず、また、4万人近い方が今もなお非難生活を続けていらっしゃいます。被災された方々の心の傷が癒えるのは容易な事ではないとは思いますし、また、時間を要するものであると想像されます。そういった苦難の道を歩まれている方々に思いを寄せ続けるという事も大切にしていく事ができればと思っております。

また、皇室の皆さまは、歴史であったり、生物であったり、児童文学であったり、様々な福祉活動に携わっていらっしゃったりと、ご自身の関心のある分野を深めていらっしゃいます。お一方、お一方がそれぞれに専門とされるような分野をお持ちでいらっしゃって、その深い知識を公的なお仕事にも役立てられているご様子を拝見いたしますと、このような立場で研鑽を積むという事の意義をお示しくださっているように思います。

その他にも、行事の際など、皇室のみなさまにお目にかかった折には、みなさまのご所作や立ち居振る舞いをお側で拝見し、そのなさりようをお手本とさせていただきながら、少しでも皆様に近ずくことができますよう努力したいと思っております。(一礼)