いちばんすきな花【3話】感想！椿が感情を殺すようになった理由が明かされた！

生方美久脚本のドラマ『いちばんすきな花』の第3話が、2023年10月26日(木)に放送されました。

突然帰って来た純恋の告白で、椿と別れた理由が明白になります！別れをすんなり受け入れたように見えた椿でしたが、彼の本音はなんだったのか？もきちんと語り、お互いに納得のいく別離で、視聴者もだいたいは、スッキリしたのではないでしょうか？

椿が無個性のいい人にならざるを得なかった理由が3話でかなり明らかになりましたね。まさかの理由に泣かずにはいられませんでした。

一番好きな花の3話

あらすじ

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いちばんすきな花の作品情報

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感想

椿の性格形成

子どもの頃の椿は、とにかくよく喋り、落ち着きがなく、ずっと座っていられない子どもだったという椿。

ドラマの中での椿の年齢が36歳だから、小学校1年生の時の三者面談の場面で、担任から落ち着きも協調性もないと散々な言われようをされたのが、29年前。

今から29年前だったら、今みたいな、「どんな子どものその子の個性」みたいな考え方は、まだ無かったかもしれないですよね。

もしかしたら、椿が多動の発達障害グレーゾーンだったとしても、当時はまだ「発達障害」なんて考え方がポピュラーじゃなかったから、単純に「落ち着きのない困った子」として見られていたのでしょうね…。

だから、椿は、学年が上がるにつれて、その個性を殺して、ついでに感情も殺して生きてきてしまった。

親や先生や友達に合わせるだけの無個性のいい人になってしまった。

それにしてもだよ！あの担任、マジでムカついたわ！！

「落ち着きも、協調性もないという意味です！」って、本当、しょうもないわ、あの女。

でも、私、こういう椿みたいな人って、この世の中、めっちゃいっぱいいるんじゃないかって思うんだよね！

好きでもない人に対しても、好かれる努力をしたり、嫌われないようにしたり。

2人が住む家に荷物まで運んで、さぁ結婚！という時にいきなり、「結婚できない」って言って、他の男のところに行って勝手に婚約破棄しちゃう純恋のこと、なんて酷い女だって思ったけど、なんの感情も表わさない椿とは、一緒に生きていけない
と思うのは当然だよね!?

本当は怒ってるし悲しんでる

でも、椿がちゃんと怒ってたり、悲しんでたりってことを自分で感じられてたんだって分かって、安心したーーー！

じゃなきゃ、パンクして外に向かって爆発して、ものすごい事件を起こすか、逆にその感情を自分の内側に向けて、心を病むか自○をするかってところにまで追い込まれちゃいそうだもんね。

だから、継続的に関係を持たなきゃいけない会社の人や家族には本音は言えなくて、「初対面の人」にその気持ちを打ち明けて、心の均衡を保ってたなんて、なんて健気で切ない人なんだろうって、思わず抱きしめたくなってしまった。

繊細で、自分を抑えるのがクセになってしまって、生き難いだろうな。

自分にも似たようなところがあるし、世の中、そういう人が段々と増えて来てるような気がするよ。

だから、椿みたいな人に感情移入できる人も少なくないよね、きっと。

うん、そんな気がする。

好き同士が両想いとは限らない

廃棄寸前の食べ物をいっぱい持って来て、椿の家に押しかける紅葉。

そして、後からゆくえ、夜々も自然と集合する流れに。

すると、そこへ、再び純恋がやった来た。

椿の家に上がり込んでいた3人とハチ合わせた場面、面白かった(笑)

「どなたですか？」って、お互いに言い合うみたいなね( *´艸｀)

あと、ソファーのところから、テーブルについた椿と純恋の様子を覗き見する3人もコメディチックだったね！

このドラマって、何気にちょくちょくコメディ要素盛り込んで来るよね!

椿の「上で遊んでなさい」も受けたw

2人の話を聞きながらの、3人のヒソヒソ話、マジで笑った。

「浮気しといて、てめえの気持ち聞かせろってこと？」って、夜々、口悪っ！

そして、「(椿に)怒ったり、泣いたりして欲しいんだよ。椿くん、物分かり良すぎて、純恋的に愛されてた実感がないんだよ。」

って、恋愛経験ないにしては、ゆくえ、女心よく知ってるなって思った。恋愛してないけど、色んな人の気持ちを洞察したり、深読みしたりするのが、彼女は得意なんだろうね！

両想いが好き同士のことだけど、好き同士が両想いとは限らない。

それぞれが身勝手に好きだっただけで、むしろ好きって後付けで、結婚相手にちょうど良いから好きってことにして…。

このセリフ、なんか分からないようで、注意深く深堀りすると、なんかわかるような気がする!

結婚する!っていうメインイベントに興奮して、結婚相手だから、好きなの当然だよねって思ってるけど、落ち着いて考えると、そんなに好きじゃないかもって事だよね。

だけど、そのまま、結婚に浮かれて結婚しちゃって、一緒に生活するうちに、段々と相手をそんなに好きじゃない事に気づいて、離婚するってカップル、意外と世の中いっぱいいそう。

でも、この2人は、それを結婚前に気づいてしまって、ギリ籍を入れる前に別れられたって事なら、それはそれで、万々歳なのかもしれないなって思う。

純恋は恋に純粋？

椿は純恋に対して、好きだからこその感情をむき出しにしてぶつかって行くってことをしなかった。

純恋はそれを、愛されてないと受け取った。

世の中的に言うと、純恋が普通で、椿が普通じゃない。

椿は意味わかんないと思われちゃう。

そんな自分を責める椿は、「ごめん」って言って、自分が悪いって思う方が楽だなんて、悲し過ぎるよ。

それでも最後、椿は本当は怒ってるし、悲しんでるってこと、純恋に言えたから、まだ救われたなって思う。

純恋、椿に怒って欲しかったんだよね。あの夜「森永くんの家に向かってる」って電話で言った時、「なに考えてるんだ！！」って言って止めて欲しかったんだよね。

でも、純恋だってその気持ちを素直に椿に言えなかったんだから、お互い様じゃないのかね？

そして、勢いで森永くんと寝ちゃって、だから椿くんとは結婚できないって。

でも、それを椿に正直に言ったからって、純恋は、恋に純粋と言えるのでしょうか？

森永くんとは付き合ってないよ。って事で、別に乗り換えたから結婚を辞めたわけじゃないから、不純ではないと言えるのか？

結局は、森永くんと寝ちゃったわけだし…。

で、結果として、「純恋にはずっと気を使ってた」って言う椿の本音が出た後で、「椿くんの感情を奪わないで良かった」って、綺麗な言葉でまとめちゃったけど。

なんか、腑に落ちないなぁ…。

それと、純恋が帰る時、廃棄になった花束を渡してしまったのはなぜなんだろう？この時の椿の気持ちが知りたいんだけど、イマイチつかめないんだよね。

椿母と弟が言ってみたいに、大事な友達に廃棄寸前の花束なんか絶対に渡さないはずの椿が、純恋に渡したのは、最後に本音を言えて、気を使わなくてよい関係になれたからなのか？

それとも、もう、純恋との仲は、廃棄するという意味で、廃棄寸前の花束を渡したのか？

純恋は純恋で、「今日だけ愛でる」って言って受け取ったのに、結局、ゴミ捨て場に捨てちゃったからね。

純恋はまだ、なんかスッキリしてないのかなとも思った。

しかも、椿も純恋のことを「本当に純粋な人なんですよ！」って。「清純は女優って何を根拠にそう名乗ってるのか知らないけど、あなたたち純恋ですか？」まで言っちゃって(笑)熱く語ってたよね。

花のすみれの花言葉が、「謙虚」で、親のネーミングセンスに脱帽とまで言ってのける始末。

ほんと、椿と純恋に関しては、ちょっと理解不能だな。

部室のような家

とにかく、純恋との関係やその思いまで共有したことで、またより深くなった4人の絆。

人一倍、繊細だったり、傷ついた一匹狼だったり、毒親育ちが、それぞれの過去や傷を見せ合うところから始まった4人。

だからこそ、この家で、4人でいることの居心地の良さと気を使わない快適さが、「部室」と呼ぶのにピッタリなんでしょうね！

羨ましいな、こういう仲間だったり、場所だったりが。

約束しなくても、誰かしらいる安心感があって、でも、1人ならそれはそれでラッキー。

さぼってるのにサボってない感じも出せる。教室は選べないけど、部活は選べる。

この表現、サイコーだよね!?

お花の匂いがする部室(笑)

でも、来る時は連絡を必ずくれること。仕事もあるんだから常識の範囲内で、春木家のルールに則って！！

さすが、常識人の椿ですよ。まあ、当たり前だけどね。

深夜のバイトと気疲れでソファで寝落ちした紅葉と夜々が可愛かった♡

なんでこの2人は寝てしまったのかこう分析するゆくえ、優しいな。

1人で大丈夫なのは1人じゃないから

大人はみんな○○ぶって生きているって、わかるわぁ～、それ、めっちゃ分かるわぁ。

落ち着きある大人ぶってたり、先生ぶってたり。

そういうのが言える友達。大人になってそういう事が言える友達っていいよね。

みんながいなくなって、1人になった時、不思議と自分はもう1人にならないって感覚になる。

携帯電話を始めて持った時に似てるって言ってたけど、なんか、それも寂しいな。

携帯で繋がってる人たちと、どのくらい本当に繋がってるかだよ。

私は、携帯電話なんか無い時代にも生きてたから、あの無い時代での人との繋がりって、もっと、なんかこういっぱいぶつかって、傷ついて、繋がってた気がするのよ。

傷ついて、ぶつかり合って繋がるのが真の意味での繋がるってことだって思ってるとこあるの。

携帯電話での繋がりって、やっぱり、どこか傷つけないようにって思いながら、繋がってるようなね。

でも、それがいいのかな？

どっちにしても、今まで、人との繋がりを諦めかけてた4人が携帯のLINEグループを作るところが、なんか初々しくて、新鮮で思わず微笑んじゃいました。

外で傷ついた時に、いつでも帰って来て、その傷をお互いに癒し合える。

そんな場所が春木家なのかな。

最高の場所だわ！！

来週の予告

夜々が、ママに向かって、なにやら辛辣な言葉を吐くシーンと、

紅葉が、ゆくえに「椿さんのこと好きなんだ」って打ち明けるシーンがあった。

うわぁぁぁぁぁ
そういう展開？

なんだか楽しみだわ(*’▽’)

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上記の情報は2023年10月17日時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。