NHK連続テレビ小説・朝ドラ「ちむどんどん」
【第1週】ネタバレあらすじと感想
「ちむどんどん」第1週のテーマ「シークワーサーの少女」
2022年4月11日(月)~2022年4月15日(金)放送
「ちむどんどん」ネタバレあらすじ・感想【第1週1話】
\楽しい寸劇で沖縄ことばを!/
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) April 10, 2022
きょうから始まった連続テレビ小説「ちむどんどん」。沖縄が舞台です。
【みちしる】からは「うちなーぐち」(沖縄ことば)を学べる「うちなー劇場」を紹介!きょうは「サバ」。沖縄で「サバ」と言ったら・・・https://t.co/iwH4c3iswk#ちむどんどん #みちしる
ネタバレあらすじ「やんばる地域の4兄妹」
ヒロイン比嘉暢子(黒島結菜)とその家族の物語が始まりました。暢子(稲垣来泉)は美味しいシークワーサーの木を知っていて、高い所に成っているシークワーサーを採ろうとしますが、背が小さくて届きません。そこに父・賢三(大森南朋)が暢子に声をかけます。暢子は世界中の美味しいものをたくさん食べたい。と言うと、賢三は小学生にはまだ無理だと話します。
暢子は同級生たちに女らしくしておけと言われると賢三にぼやくと、賢三は暢子は暢子のままで上等。言いたいやつには言わせておけ。自分の信じた道を行け。正しいと信じて筋を通せば、答えは必ず見つかるから。と言います。そんな話をしていると、母・優子(仲間由紀恵)、賢秀(浅川大治)、良子(土屋希乃)、歌子(布施愛織)がやってきます。
賢秀は暢子に家まで競争だと言って、全力疾走で走り出します。家に着くと、優子がご飯を出してくれます。兄妹は競争しておかずを取り合います。子供の頃家族と食べた美味しいもの。共に過ごした思い出は、きっとその後の人生に勇気を与えてくれるはずです。
1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄。本島北部のやんばる地域が舞台。明るい母と優しい父。そして兄妹たちに囲まれのびびと暮らす小学生の暢子は、美味しいものが大好き。ある日、村に東京からの転校生・青柳和彦(田中奏生)がやってきました。暢子にとって、生まれて初めて見るヤマトンチュでした。
沖縄本島北部は、山が多く、やんばる地域と呼ばれます。物語の舞台はやんばるのとある、のどかでひなびた地域です。1964年9月。まだ沖縄はアメリカの統治下で車は右側通行、お金はドルが使われています。東京ではこの頃、カラーテレビ、クーラー、自動車が一般家庭にも普及し始めていましたが、この集落にはまだ電気が通ったばかり。
小学校は中学校と一緒になっていて、全校生徒は100人余り。この物語の主人公暢子はどんな子かというと。リレーのアンカーをつとめ、男の子相手にビリだった所から一番になるくらい足が早く、授業中は居眠りをし、先生に注意をされます。村に一軒だけの日用品を扱う店は、共同売店。地域のみんながお金を出し合って作ったお店で、利益が出たらみんなで分配する仕組み。郵便や電話の取り次ぎなど、いろんな役割を兼ねています。
このころ、やんばるの子供たちにとって、山や海で遊ぶというのは食べるということでした。
感想
新しく始まった物語。沖縄の話ですね。東京では普及しているものは全くなく、電気しか通っていないという、山に行って薪を拾ってきたり、豆腐を自分で作ったり、アメリカの統治下で車の通行が右側通行だったり、お金はドルが使われていたり。同じ日本でもこんなに違う生活を当時の沖縄の人達は送っていたのですね。
でも、元々その生活をしていたから、何かが不便とかそういう不満はなく、みんなで助け合って協力し合って生きているのですね。今の現代からは想像もつかないような話だと思います。この暢子が今後どのような人になっていくのか。どのような物語を積み重ねていくのか楽しみです!
「ちむどんどん」ネタバレあらすじ・感想【第1週2話】
【ちむどんどん】第2回 描かれた“戦後の沖縄” 父・賢三「謝り続けないといけない」と毎朝祈る(写真 全5枚)https://t.co/ETkt6pKLgZ
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#稲垣来泉 #仲間由紀恵 #大森南朋 #田中奏生 #戸次重幸 #NHK #朝ドラ #ちむどんどん #ドラマ
ネタバレあらすじ「優子と賢三の過去」
1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄。本島北部のやんばる地域が舞台。小学生の比嘉暢子(稲垣来泉)は美味しいものが大好きで、東京から来た転校生・青柳和彦(田中奏生)から、東京の美味しいものの話を聞きたくてたまらない。しかし、和彦は話しかけてくる暢子を無視します。
暢子が毎朝買いにいっている豆腐は沖縄の独特な味付けで、薄い塩味がついています。
型に入れて固める前のゆし豆腐も人々に愛され、沖縄の食卓に欠かせない存在です。暢子はそのゆし豆腐をどんぶりでもらい、朝から美味しいといいながら、頬張ります。
優子(仲間由紀恵)は豆腐屋の家庭の事情を知り、せっかく夕飯に豪華なお刺身と、煮魚があるのに、それを豆腐屋に持っていくと言い出します。子供たちは、豆腐屋が大変なのはわかっているけど、自分達も美味しいものを食べたいと言い出します。しかし、優子はもし家がお父さんもお母さんも働けなくなったら、自分達も同じように困るんだよと言うと、子供たちは黙ってしまいます。
暢子は料理が冷めないうちに持っていこうと言い出します。家族みんなでおかずを持っていき、お礼を言われます。息子にも学校に来るように声をかけて帰ります。
優子と賢三(大森南朋)のもとに、和彦の父・史彦(戸次重幸)が、挨拶にと東京のお菓子を持ってきてくれます。子供たちはお礼を言って、お菓子を頬張ります。その後、優子と賢三、史彦と3人で縁側で話をします。優子が史彦に民俗学というのはどういうことをするのか?と尋ねると、昔の人の生活やしきたり、文化や芸能を調べたり、聞き集めて未来に伝えていくというものだと説明してくれます。
賢三と史彦は戦争で戦地に行っていましたが、自分だけ生き残ってしまったことに申し訳ないと思っていて、史彦は沖縄にいたから沖縄のことを未来に伝えて行きたい。賢三は毎日謝って生きていると、お互いの思いを語り合います。
優子は空襲で両親を亡くしたことを思い出してしまい、史彦が帰ってから泣いてしまいます。優子は目が覚めてしまって優子の泣いている姿を見てしまいます。
感想
戦後の沖縄には、いろいろな人が住んでいたんだなと思いました。自分達がわからない沖縄の現状を思いし知らされました。みんな明るく振る舞っているように見えて、じつは色々と抱えて生きているんだなと。賢三は生き残ってしまったことに。優子は空襲で家族を亡くしたことに。
暢子はそんなこともわからずに、元気に食べ物を食べ、活発に生きていることで、賢三も優子も支えられているのだなと感じました。子供達がいるからなんとか生きていられている。優子の優しさもそこから来ているのだなと考えさせられました。
「ちむどんどん」ネタバレあらすじ・感想【第1週3話】
【ちむどんどん】育てたアババが食卓に? 衝撃ラストに「これこそ食育」の声(写真 全5枚)https://t.co/MwEmsyxSph
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ネタバレあらすじ「暢子のケガ」
沖縄のやんばる地域で暮らす食いしん坊の小学生・比嘉暢子(稲垣来泉)は、東京から転校してきた青柳和彦(田中奏生)が気になって仕方がありません。暢子は和彦を山に誘います。暢子は慣れた山道をすいすいと上がって行きますが、和彦はどこまでいくのか?と進むのが嫌になってきています。暢子は妹の歌子のために熱冷ましに効くミンジャイグサを採りに来たのだと和彦に言います。
和彦は沖縄に来て損をしたと、テレビもない、映画館も遊園地も楽しいことは何もないと言うと!暢子はまた和彦に東京の美味しいものの話を聞かせて欲しいと頼みます。暢子の家に来て東京の美味しいものの話を和彦がすれば楽しいよと言うと、和彦は何で?と暢子に言います。暢子はみんなで食べるから楽しいのだと和彦に言います。
その話を聞いて、和彦は帰ると言い出し!帰ろうとすると、足を滑らせて転びそうになってしまいます。それを暢子が助けようとしますが、代わりに自分が川に落ちてしまい!怪我をしてしまいます。和彦は怪我をした暢子をおぶって慣れない山道を歩き、山小屋までたどり着きます。
山小屋についた2人は少し休んでいくことにします。和彦は自分の父親と母親の仲が悪く、食事の時はいつも喧嘩をしているのだと暢子に話します。自分の進路のことや成績のこと、他にも色々もめてて、と和彦が言うと、暢子は例えばどんなこと?と聞きます。和彦は言葉では上手く言えないと言うと、暢子は文通をしようと言い出します。
そんな話をしていると山小屋に賢三(大森南朋)と史彦(戸次重幸)が助けに来てくれます。賢三は暢子を助けてくれたお礼に和彦と史彦を夕飯に招待しようといい、そばを作ると言います。暢子は賢三にそばの作り方を教えてもらいながら、楽しくそばを作ります。暢子達が言っているそばはそば粉で作るのではなく、小麦粉を使った今で言う沖縄そばのことです。
そして和彦は、徐々に比嘉家の兄妹に親しみを感じていき、ある夜、食事に招かれて暢子たちの家を訪れる。暢子は父・賢三母・優子(仲間由紀恵)と精一杯の料理を作って待ち受けます。
感想
暢子のまっすぐな思いが和彦に通じ、和彦は徐々に心を開いていきます。和彦は沖縄は面白くないと言っていますが、島の子供たちと遊ぶようになり、少しずつ島のことを知っていきます。沖縄独特の食べ物や話し方。相撲も教えてもらいます。和彦はわからないながらも、なんとか馴染んでいきます。
子供同士は大人よりも壁が薄いので、心を開く扉が軽いのですね。環境が変わることで、和彦の心も変わっていくといいなと思いました。それには暢子の真っ直ぐな思いが必要なのだなと感じながら見ていました。
「ちむどんどん」ネタバレあらすじ・感想【第1週4話】
【ちむどんどん】育てた豚”アババ”が食卓に… 衝撃事実に兄・賢秀ショック「まさかこんな早く…」(写真 全5枚)https://t.co/tjoZMhsrIp
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ネタバレあらすじ「生きるということ」
暢子(稲垣来泉)の熱心な誘いで比嘉家での夕食会にやってきた、青柳史彦(戸次重幸)と和彦(田中奏生)の父子。暢子は自分が味付けをした沖縄のそばを和彦に食べてもらいます。和彦は他の料理にはあまり手をつけずにいましたが、暢子が食べてくれとせがんだので、和彦はそばを1口食べてみました。
暢子が和彦に味の感想をせがむと、和彦はそれまで無表情だった顔が急に笑顔になり、今まで食べてきたそばの中でも一番美味しいと暢子に言います。暢子は身体いっぱいを使って、喜びを表現します。和彦が暢子のことを君と呼んでいるので、暢子は暢子でいいよと和彦に言います。そばの出汁の取り方になって、賢三(大森南朋)と優子(仲間由紀恵)は、下を向いたまま黙ってしまいます。
子供達が豚肉の行方を探っていくと、実は飼っていた豚だったということに気がつきます。賢三は頂きますとは命を頂くということ、だからきちんと感謝しながらきれいに食べてあげる。それが人の道、筋を通すということだということをみんなに話します。大切な命をいただいて、私たちは生きているんだと優子もフォローします。みんな泣きながら頂きますといって豚肉を食べます。
慣れない沖縄の料理に戸惑いつつも、暢子たち比嘉家の家族との仲は近しいものになり、みんながやり取りができるようにと、ポストを作り、比嘉家の子供たちと、和彦がより深く交流できるようになります。言葉では話せないことなどを書いて、みんなでやり取りをします。
暢子の父・賢三(大森南朋)、母・優子(仲間由紀恵)も含めた、家族ぐるみの付き合いが始まり、和彦もだいぶ沖縄の生活になれてきたようです。和彦と暢子が史彦の家で話をしていると、史彦が比嘉家の家族を那覇のレストランに誘います。比嘉家は、きれいなレストランに驚きます。
感想
飼っていた豚を食べてしまうという悲しい出来事もきちんと教えてくれる賢三。食べるということはいきるためで、そのためには他の動物を食べなければ人間は生きていけない。そんな弱肉強食の意味を身をもって体感し、教えられる子供たち。そんな当たり前のことがわからない今のこどもたち。
朝ドラは本当はそんな未来の子供たちに一番見て欲しいものだなと感じました。子供たちは、外で元気に遊び、生きていることの意味を親や周りの大人達が教えてあげなければわからないのだと思っています。
「ちむどんどん」ネタバレあらすじ・感想【第1週5話】
【ちむどんどん】比嘉家に“緊急事態” ネット心配「平和な時間が一瞬で…」「来週が待てない」(写真 全6枚)https://t.co/9602j4HzsU
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) April 14, 2022
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ネタバレあらすじ「比嘉家の緊急事態」
暢子(稲垣来泉)たち比嘉家のみんなは、東京からやってきた民俗学者・青柳史彦(戸次重幸)と息子の和彦(田中奏生)と親しくなる。そして家族みんなで、史彦の招待を受けてレストランで食事をすることになります。はじめの料理はあさりのクリームスープ。みんな史彦の食べ方をみて、習って一口目を食べると、、美味しい!といって食が進みます。
2つ目の料理は海の幸のサラダです。サラダも美味しいと言って、ドンドン料理を口に運ぶ暢子。メインはデミグラスソースのハンバーグステーキです。暢子は史彦のナイフとフォークの使い方をみてから、自分でナイフとフォークを使って食べると、目を真ん丸にして美味しいと言います。
最後のデザートは、プリンです。シェフがテーブルを回って挨拶をしている姿をみて、暢子はかっこいいと言います。そのシェフは暢子達の席にもやって来ました。暢子はコックさんが白い服で料理をしていることが不思議で、史彦に聞くと、史彦はコックコートなのだと教えてくれます。
初めて見るきらびやかな西洋料理、さっそうとした料理人の姿に、食いしん坊の暢子は心を奪われてしまいます。
そんな楽しい日々の後、比嘉家の大黒柱・賢三(大森南朋)は家計のために出稼ぎに行くと優子に伝えます。
賢三は仕事中に畑で倒れてしまいます。その事を近所の人が学校に知らせに来てくれて、子供たちは嫌な予感がします。子供たちは全力で学校から家まで走って帰ります。
感想
美味しい料理を好きな人と食べるから美味しい。そんな当たり前のことがなかなかできないいま。食べ物は美味しいのは当たり前、両親がいるのは当たり前。そんな当たり前をくつがえすことが比嘉家を襲います。働きすぎた賢三が倒れてしまったのです。けんぞは無事なのでしょうか?病院ではなく、家で寝ている賢三。
沖縄の比嘉家が住むところには大きな病院がないのでしょう。病気になってしまうと、大変なことになってしまうのですね。だから優子は健康が一番だと賢三にいっていたのだなと、改めて思いました。来週にはまた元気な賢三の姿がみれることを祈って、月曜日を楽しみに待ちたいと思います。
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